「亀の子束子」は野菜や調理道具やシンクまわりを洗うのに手放せない道具のひとつ。サイズ展開や素材のバリエーションなども用途にあわせていろいろあって大変便利です。誕生して100年をこえる亀の子束子ですが、棕櫚たわしは今もなお和歌山の工場でひとつひとつ手作りです。その手作りの工程をオフィシャルムービーとして制作しました。
手づくりの製品を撮影していると、やはり「手の表情」がとても気になります。亀の子束子の撮影でも三人の職人それぞれが指先から伝わるものをとても大切にしていることが伝わってきます。
かつてはクイズ番組の残念賞の商品に選ばれてきた「束子」ですが、この映像を見るとむしろ束子をもらってラッキーだったと思ってもらえるのではないかと思います。またそう思ってもらえるような映像にしたいと、職人のみなさんの仕事を見ながら感じていました。
さてこの映像は、大正4年(1915年)の7月2日は、初代社長 西尾正左衛門(にしお しょうざえもん)が「束子」の特許を取得した日に開催される「束子の日(会場:亀の子束子西尾商店)」のイベント会場で亀の子束子の歴史の紹介展示とともに大きなモニタで上映されました。上映の様子を来場のお客様がじっくりと見入っている様子がとてもうれしかったです。
何より本作に登場している職人のみなさんやそのご家族がとても気に入ってくださっているのが本当にうれしいです。
機材
- Sony FX6
- SONY FE 24-70mm F2.8 GM II
- SONY FE 70-200mm F2.8 GM OSS II
- Zoom F6
- Apatuer Diety
- DJI MINI3 PRO
制作
- 構成・撮影・編集:志賀元清
- MA:三島元樹 おまかせMA https://www.omakasema.com/