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弓削多醤油創業100年記念木桶蔵の誕生まで 2024/2/8

マイクロドローンで一筆書き撮影を行いました。弓削多醤油の2023年12月5日に創業100年を迎えた記念の蔵です。

二度とない貴重な蔵の姿

蔵の中はまだ木桶が運び込まれる直前。木桶が運び込まれるとこの景色は見られません。蔵のなかは杉のいい香りで満ちています。次の100年200年に向けて、埼玉で木桶醤油が作られています。そしてちょうど関東に降雪があったばかりで、周辺にも屋根にも雪が残るなか最後のシーンは雪景色がのぞいています。

希少な木桶醤油づくりに挑む弓削多醤油

さて弓削多醤油はは大正12年に現在の地(埼玉県坂戸市)で創業しました。それ以前は農業を行っていた初代当主の弓削多佐重が醸造学に興味を持ち、醤油・味噌蔵を興そうとしたところ、縁あって現在の埼玉県入間市にあった醤油蔵から、蔵の設備や杜氏さん丸ごと迎え入れることになり、創業したのだそうです。入間の醤油蔵の時代を入れると200年をこえる歴史をもった蔵です。

この弓削多醤油の特徴に、非加熱・無濾過の有機JAS認定の生醤油を日本ではじめて手掛けたことです。モンドセレクションはじめ様々な賞を受賞しているこの醤油は、豊かな香りに包まれたおだやかで味わい深い醤油で個人的にも大好きな醤油のひとつです。

また今回の蔵にあるように、巨大な木桶を使ってもろみを作っている点も特徴的です。木桶を使った醤油はいまやシェアが1%と大変貴重です。弓削多醤油は、この木桶仕込みの食文化を次世代に引き継いで行こうと木桶づくりから今回の蔵まで取り組んでいます。弓削多醤油の木桶づくりの様子はぜひ弓削多醤油のWEBサイトでご覧ください。

工場2階だけで買える限定品

この工場2階には限定でその日の搾りたての生しぼり醤油が購入できます。醤油をつかった食事や団子なども提供していて、これがまたとても美味しい! 個人的にはたまごがけご飯が最高です。

  • クライアント:弓削多醤油(埼玉県坂戸市多和目475)