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盤州干潟のドローン撮影

千葉木更津の盤州干潟を題材にした海苔佃煮のショート作品をつくりました。2kmまで広大に広がる1400万haの干潟を撮影するにあたり、ドローン撮影が必要だったので国際ドローン協会の榎本幸太郎さんに撮影を依頼しました。榎本さんはドローンが存在する前からラジコンヘリで撮影をしてきたパイオニアのような方で、現在もCMやドラマ、映画などのドローンを手がけています。3月の撮影のときに間近で操作を見たのですが操作技術をこえて、速度・角度・高さなどのドローン撮影の「見せ方」の経験値が豊富で、この日は天候も安定していたこともあり、飛ばしながらいろいろな撮影提案もしてもらってワクワクしっぱなしでした。

途中、対岸の羽田空港からゆれる空気の中を飛行機が飛び立つシーンがあります。よかったら探してみてください。ドローンだけでも腹いっぱいになるくらいいろいろあるのですが、それはまたの機会に。

さてドローン撮影の場合は各所への許認可取得が必要で、国際ドローン協会はその許可取得もワンストップでやってもらえるので安心でした。撮影時も2名体制で榎本さんが操作するにあたって、飛行機やヘリコプターの離発着(近くに自衛隊があったり海向こうの羽田着の飛行機が上空を飛んだりしている)の状況を伝えて安全確保するパートナーとの連携もすばらしく、1日で相当な映像がたくさん撮影できました。

飛ばしたドローンはDJI Mavic3 cineというドローン。ProRes422HQという規格で撮影できるため、編集のときに色調を調整できる幅が広いのもとても良いです。

そういえば6月からドローンの規制ができて機体登録が必要になったり、細かいルールが定められました。安心・安全を標準化するにあたって当然という気がします(投げたボールがぶつかるだけで結構な衝撃なんだから飛んできたドローンがぶつかったらと思うとぞっとする)。こういうルールが定められたからこそ、自分自身もやっぱりドローン資格をとりたいなと思うきっかけになりました。

ドローン撮影は3月末だったので海苔漁としは後半。これ12月〜1月だったらもっと豊かな漁場の映像がとれたと思う。コロナの感染症対策のこともあり漁協の撮影許可がとれなかったのはやむを得ないけど残念。来年の撮影までに資格を取得して技術があがっているかどうか・・・!