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ライブ配信「いい里海といい海苔」遠忠食品

2022年6月4日(土)に二人の海苔漁師をお招きして海苔のトークライブを行いました。千葉県富津の鈴藤丸の鈴木和正さんと宮城県東松島のアイザワ水産 相澤太さんのお二人は、遠忠食品の生海苔佃煮の原料を「生海苔」を提供しています。海苔の栽培は夏から翌年の春までの約半年。種つけ、育苗とはじまり収穫までの間の工夫から、海苔を通して考える自然と社会の課題まで2時間にわたって話してもらいました。

技術的な話し

カメラはソニーのPXW-Z190。センターと左右、計3台を設置。左右はステージから30度を目安に配置して対角線側の話者にレンズを向けました。それぞれのカメラからHDMI端子の光ケーブル10mを敷いて、配信スイッチャーのATEM MINI EXTREAM ISO に接続。ステージ上のMacからも同様に接続しています。

使用したカメラのソニーのZ190は顔認識AFがあるので、アングルを決めておけば、AFが顔をおいかけてくれるので便利です。映像出力もHDMI・SDI両方が使えるので便利です。ちなみに基本的にHDMIは10mをこえる長さの出力は不得手で不具合も多く報告されています。10m超える場合はSDIケーブルにするほうが安心です。今回は長距離出力できる「光ファイバーHDMIケーブル」という業務用ケーブルを使っています。大きな会場ならケーブルの取り回しも大変になるので映像を無線伝送する方法が安心です。この会場サイズだと10mはぴったりで取り回しのゆとりはありません。セッティングによっては15m〜20mくらいの長さを用意すると良いと思います。

マイクはソニーのワイヤレス・ラベリアマイクのUWP-D21を3本使用しています。3本のマイクの音声出力をそれぞれ3台のカメラで受けとって、映像と一緒にHDMIでATEMに送ってもらう仕組みにしました。映像と音声をそれぞれ別系統でまとめる方法もありますが、マイクとカメラの本数が同じだったので一緒にしました。カメラについているマイクを使う人もいますが、トークライブって「トーク」が軸だから、音声がきれいに聞こえることは大切です。音声のきれいさはマイクが口元から30cmくらいにおさまるのが良くて(マイクの種類にもよりますがおおむね)、話者の操作が影響しない襟元につけられるラベリアマイクを選択しています。末尾(1時間40分〜)近いあたりでマイクのスイッチが切れてしまい、音がひろえなくなったので、カメラ付属マイクに切り替えています。保護対策を万全にしなくては。話者の声が大きくてリミッターも何度か効いて音が切れることもあったので、ここも今後の課題です。

このイベントはステージと観客のやりとりも何度もありますが、観客側の声もまあまあ拾えていますよね。これは会場が幅7m、長15mくらい、高2.5mくらいの観客席の声が反響してマイクで拾えるからで、大きな会場だとこうはいかないでしょう。観客側の声を拾うマイクもあったほうがいいかもしれません。

ふたりの背景にあるスクリーンは、会場設備です。ATEMに入った映像をそのまま出力しているのでセンターカメラのときはループ化しています。この辺はもう少し工夫が必要かなと思いますが、音楽ライブで演者のアップがスクリーン投影されているといいなーと思うのと同じで、二人の話者のアップが後ろのスクリーンに出ているのは会場参加の人にとっても大切かなと思います。あとこのスクリーンがバックライト(話者の輪郭をうきたたせる効果のある照明)の役割にもなります。

それにしてもすごい濃いトークライブでした!